「あの上司苦手・・・」
「職場の人間関係には、ほとほと疲れた・・・」
「もう職場のいじめに耐えられない・・・」
「あの人とうまくやっていくにはどうしたらいいのか・・・」
職場ストレスの最高峰!
人間関係の問題
これほど、根深くて、罪深いものはありません。
こじれにこじれて、そう簡単にはほどけません。
人間の業みたいなものが渦巻いています。
どす黒いです。
醜いです。
もうストレス溜まりまくりですよね。
そのストレスを発散することも大事ですが、もはや発散レベルでは追いつけないほど急速に溜まっていきます。
今回は、その溜まりに溜まったストレスを少しでも軽減できるよう、人間関係を改善するコツ、そして「いざ」となったらの時のためのワザについてお話していこうと思います。
よかったら、最後までお読みください。
職場の人間関係の特徴とは
日本の職場環境は、ある種独特な環境です。
まずは、人間関係を語る上で欠かせない、職場環境について押さえていきたいと思います。
職場人間関係の特殊性とは
日本の雇用環境、三種の神器の一つ、「終身雇用」。
この終身雇用を背景に、多くの労働者は、一つの企業で永く働くことが当たり前になっています。
最近は終身雇用が終わりを告げたという見方もありますが、実態はまだまだ終身雇用“的”空気が蔓延しています。
そして、会社も、労働者を「家族」と称して、運命共同体的な組織づくりを「良し」としてきました。
そこに生まれる価値観は、同一性、均一性、平均化です。
つまり、まわりと同じ、まわりとは違わないということ。
こんな価値観から求められる人間関係の特徴は、「周囲からはみ出さない」ことです。
人間関係悪化のきっかけとは
周囲からはみ出ると、「変な人」などと陰口をたたかれたり、レッテルを張られたり、バッシングを受けたり、仲間外れにされたり、人間関係にヒビが入ったりと、まさに「出る杭は打たれる」状態になります。
きっかけは、実に些細なこと。
ちょっとした発言、態度はもとより、何気ない立ち居振る舞いからも、人間関係は悪化します。
周囲からはみ出ることで、人間関係の歯車は狂ってきます。
人間関係で悩む人のこんな特徴
「出る杭」には、2つのタイプがあります。
このタイプは、周囲からはみ出るのですが、バッシングを受けようが、陰口をたたかれようが、どこ吹く風。
鈍感だから全く気にしません。
まさしく“鈍感力”のなせる業(ワザ)。
最近では、現代の最強スキルは、この“鈍感力”だと思うぐらいです。
他人の目を気にする人だから、周囲とはうまくいくのではないかと思われがちですが、そうではない人も少なくないんです。
気にしすぎることで、それがギクシャクにつながり、更に人間関係が悪化するという負のループに陥ります。
職場の人間関係が悪化するとこんなにマズイことになる
職場の人間関係が悪化すると、様々な弊害が顕在化してきます。
早めに手を打たないと、ボディブローのように効いてきます。
労働生産性が著しく低下する
人間関係の悪化は、労働生産性を著しく低下させます。
この関係性については、ホーソン実験で示されています。
ホーソン実験とは、アメリカの電機機器製造のウェスタンエリクトリック社で、ジョージ・エルトン・メイヨー教授によって行われた実験のことです。
実験の目的は、生産性を向上させるための要因を見つけること。
しかしそこで導きだされた結果は、意外にも「人間関係」でした。
メイヨー教授も、当初は、賃金などの処遇、勤怠などの労働時間、照明や空気環境などの労働環境が生産性により影響を与えるだろうと仮説をたてていたのですが、結果は「人間関係」。
翻れば、人間関係が悪化すると、生産性は低下するという反対解釈につながるわけです。
今や職場の人間関係は、360度の全方位。
昔のように、上司だけ観てりゃいいという訳にはいきません。
上司⇔同僚⇔部下⇔外部 と入り乱れ、複雑化してきています。
健康不調者が顕在化する
近年、人間関係の悪化で、健康不調を訴える社員が増加しています。
これは、職場のドクターである産業医の意見でも共通しています。
とあるデータでは、90%を超過する産業医は、健康不調の職場要因は人間関係にあると回答しています。
中でも、顕著な関係性は、上司と部下です。
昔も今も変わらないのですね。
私の在籍している会社の産業医も、同様の意見を述べています。
この産業医は、他社の産業医も兼務しているのですが、他社においても産業医面談の結果見えてくるのは、人間関係に起因した健康不調であると。
2015年から労働安全衛生法の改正により義務化されたストレスチェック制度においても、高ストレス者の要因のトップレベルにあるのが社内の人間関係です。
人間関係の悪化は、とくにメンタル面に影響を与える要因になることがわかっています。。
パワハラなどのトラブルに発展する
先に、上司部下の関係性における人間関係の悪化が顕著だとしましたが、そこから派生するシンボリックな事象がパワーハラスメントです。
パワーハラスメントとは、
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。 引用:あかるい職場応援団
上司は、一般的に部下より優位性がありますよね。
その優位性を、自身のチカラだと過信して、部下に圧をかけても許されると勘違いしちゃうんです。
定義にあるように、「業務の適正な範囲内」であれば良いのですが、だいたいが範囲を超えています。
パワハラは、時に相手(被害者)の人生をめちゃくちゃにしてしまう恐ろしい行為です。
絶対に避けなければなりません。
心理学的に職場での人間関係を改善する5つのコツ
基本的な考え方としては、きっかけとなるような事象を回避する、避けるに尽きます。
ここでは、心理学的なテクニックを使って人間関係悪化を防ぐコツをお教えしちゃいます。
テクニック自体は簡単なものですので、ぜひ日常のシーンに取り入れていただけたらと思います。
では、早速まいりましょう。
傾聴_コミュニケーションの基本は相手の話を聞くこと
傾聴とは、相手の声に真摯に耳を傾けて、否定はせず、肯定的な姿勢、肯定的な受け答えを
示す、共感的なコミュニケーション法です。
ともすると、人の話を遮って自身の主張をしたり、良かれと思って自身の考えをアドバイスと称して押し付けたりすることも少なくないですよね。
そうなると、相手は不快感を示し、信頼関係に影響を与えます。
来談者中心療法で有名な米国の心理学者、カール・ロジャーズは傾聴を「アクティブ・
リスニング」(Active Listening)と定義し、カウンセリングでの重要な要素として説いています。
私も、心理療法の中で、この来談者中心療法での傾聴「アクティブ・リスニング」
(Active Listening)を学びました。
コミュニケーションの基本は、話すことではなく、聞くことです。
ぜひ、相手の話を聞く、意見を聞くという姿勢を意識してみてください。
相手から、「この人は私の話を聞いてくれる人だ」と評価を受けることは、とても大切なことです。
逆に、「この人は私の話を聞いてくれない人だ」と評価を受けたら最後。人間関係悪化は避けられなくなります。
I(アイ)メッセージへの変換_伝え方一つで空気が変わる
人間関係にヒビが入るとき、その多くがメッセージの伝え方が影響しているといわれています。
例えば、何か人を叱責したり、注意したりするときをイメージしてみましょう。
こんなこと言われたら、誰でもムカッ!ってきますよね。
上司から言われた部下だって、内心ムカッ!ってきていると思います。
こんなメッセージの伝え方で意識しなければならないのが、主語です。
隠れていて見えないかもしれませんが、ここに主語を追加すると、こうなります。
「(あなた)、前にも注意してって言ったよね?」
「(あなた)、ちゃんとやりなさいよ」
こんなメッセージを「Youメッセージ」と言います。
このYouメッセージって、なんか命令されているように聞こえませんか?
人は、誰しも命令なんかされたくないですよね?
でも、無意識に伝えているメッセージが、このYouメッセージになっていると、相手は不快感を示し、あなたとの信頼関係に大きなひずみを残してしまうんです。
年配の人や体育会系の人に多いかもしれません。
そこで、人間関係を良好にするためにおススメなのが、「I(アイ)メッセージ」です。
「Iメッセージ」とは、「Youメッセージ」とは逆に主語を「私」にして伝えるメッセージのこと。
先の例を、このIメッセージに変換してみましょう。
「(あなた)、前にも注意してって言ったよね?」⇒
「(あなた)、ちゃんとやりなよ」⇒
このように、主語を変換することで、相手に同じメッセージを伝えているだけなのに、相手の受ける印象が大きく変わるんです。
受け手になったと思ってイメージしてみてください。
Iメッセージで言われて、ムカッ!って来る人は、そうそういないと思いますよ。
リフレーミング_物事は捉え方一つです
みなさん、物事の捉え方は人それぞれですよね。
その物事を捉える時の視点を「フレ-ム」といいます。
このフレームを必要に応じて変えることが「リフレーミング」です。
リフレーミングをすることで、今まで、憤っていたことや、不快に思っていたことが、変わってくるのです。
例えば、ちょっと変わった発言(うるさい等)や態度(威圧的等)をする人がいたとします。
いつもなら、こんな人への印象は決して良くないですよね。出来ればお付き合いしたくないタイプ。
同じ考えの人が集まれば、仲間はずれにしちゃうかも。
でも、リフレーミングによって、捉え方を少し変えてみるのです。
いつもうるさい人であっても、「積極的に場を盛り上げてくれているんだ。」
威圧的な人であっても、「強く推進してくれているから仕事が進められる」
どうですか、相手の発言・態度は同じなのに、受け手の捉え方一つで変わるのです。
このリフレーミングは、あなたが自己完結で対応できる方法です。
相手を変える必要がないんです。
心理学の言葉で、「過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる」というものがあります。
リフレーミングって、簡単にできる割には、その効果は絶大ですよ。
直ぐにでも、取り入れてみてください。
ミラーリング_“同じ”は最強のコミュニケーション
心理学のテクニックで、「ミラーリング」というものがあります。
ミラーとは鏡。
つまり、鏡のように相手の仕草、体勢、言動等を真似てみるんです。
すると、相手からは好印象をゲットすることができます。
では、なぜ相手に合わせるだけで、好印象を得ることが出来るのでしょうか。
人間は本能で、「真似る」「模倣する」といった行為に対し、好意や尊敬の気持ち
を表現したものとして認識するとされ、あなたの仕草や言葉使いをまねることで、
好印象にプラスして、仲間、味方といった捉えかたをするのです。
いわゆる“仕事ができる“といった方々は、意識してか、無意識かに関わらず、このミラーリングを使っていると言われています。
さらに上級者になると、ミラーリングの合間に、「逆ミラーリング」を織り交ぜてくるのです。
この逆ミラーリングとは、「相補的ミラーリング」と呼ばれ、相手が机に前かがみで話してきたら、少し引いて背もたれにもたれて話す姿勢を少し織り交ぜるんです。
そうすると、ミラーリング効果が増加するのです。
相補的ミラーリングだけでは、好印象は持たれにくいので、ミラーリングの合間に
相補的ミラーリングを織り交ぜるということを覚えていてください。
ミラーリングは、恋愛テクニックでも多くの方に知られていますが、これは恋愛シーンだけではなく、普段の人間関係においても有効なテクニックですので、ぜひビジネスシーンでも取り入れてみてください。
YES BUT_否定するときの一工夫
誰しも、自分の考えや発言を否定されたり、指摘されるのは嫌なもの。
否定や指摘された相手を嫌いになるなんてことも少なくないですよね。
でも、なんでもかんでも相手に迎合して、あきらかにおかしなことや、非現実的な荒唐無稽なことにまで、納得しなければならないのもおかしいですよね。
やはり、時に否定することや指摘することは避けられません。
でも、そんな時でも、心理学的なテクニックを使えば、人間関係を壊さずに否定したり、指摘することもできるんです。
それが、YES BUT法。
YES「確かに、そうだよね~。」【肯定】 ⇒ BUT「でもね・・・」【否定】
というもので、これは、相手の話を最初から否定せずに、まず肯定しましょうというもの。
否定するのは、肯定した後。
例えば、こんな感んじ。
吉田さん
「このA社のシステムを入れれば、かなりの改善が期待できますよ。導入費用は100万円ですが、費用対効果はバツグンだと思います。」
加藤さん
「あきらかに高い。B社のシステムなら、20%コストダウンができて、なおかつA社システム以上の機能が使えます。ここはB社システムの導入を進めるべきです。」
こんなこと言われた吉田さんは、面目丸つぶれですよね。
確かに、B社システムの方が、リーズナブルで高機能なのかもしれません。
でも、正論が常に正しいとは限りません。
とくに、感情の動物である人間関係の中では。
でも、会社としてあえて高いシステムを導入することはあってはなりません。
そこで使うテクニックが、YES BUT法です。
そう、まずは肯定するのです。 そして肯定した後に否定するのです。
吉田さん
「このA社のシステムを入れれば、かなりの改善が期待できますよ。導入費用は100万円ですが、費用対効果はバツグンだと思います。」
加藤さん
「なるほど。確かにA社のシステムも、他社の実績も多く、市場で支持されていますね。良いシステムです。でも、今期の予算では100万円を出すのは厳しいかもしれませんね。そこでどうでしょうか。C社のシステムなら、20%コストダウンができて、なおかつA社システム以上の機能が使えます。ここは予算面もクリアするC社システムの導入を検討してみませんか。」
いかがでしょうか。
頭ごなしに否定するよりも、一旦相手の言い分を聞いて、納得する。その上で「でもね・・・」で切り返し、持論を展開する。
こうすれば相手も、納得して同意してくれる可能性が高くなります。
しかも、あなたに対して嫌な思いはしないですよね。
人間関係が悪化して、どうしても改善しないときに採るべき選択肢とは
いくら人間関係改善を意識しても、泥沼でにっちもさっちもいかないことも現実にはあります。そんな状況になったらどうすればいいのか。
ここでは、そんな状況になったときに採るべき対応策についてまとめてみました。
上長に相談する
まずは、自身の上長(上司)に相談しましょう。
自分だけで抱え込んでいても埒(らち)があきません。
「上司に相談しても変わらないでしょ」なんて厳しい意見もあるかもしれませんが、上司が管理職であれば組織の秩序維持義務を負っていますので、基本放置するなんてことはないと思います。
また、相談した上司だけでは解決されなくても、更に上の上長につなげてもうらうことが期待されますので、まずは相談することが大切です。
当事者間だけでは解決しないことも、組織的な動きにつなげると解決しやすくなりますからね。
通報窓口に通報する
最近は、トラブルを受け付ける通報窓口を設けている会社も少なくないですよね。
上司に相談しても改善しない場合は、通報窓口を利用することをおすすめします。
大体が、人事部、総務部、法務部などが通報窓口を所管しています。
人間関係が悪化したことで通報窓口なんて使えるの?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
例えば「仲間外れ」はパワハラ6類型の一つ「人間関係からの引き離し」になります。
遠慮なく相談してしまいましょう。
パワハラ6類型とは
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの引き離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
外部機関に相談する
上長に相談しても、社内の通報窓口に相談しても解決しない場合もあります。
そんな時は、外部の相談窓口を利用するのがいいですよ。
基本無料で相談を受け付けてくれますし、その後の対応も意外にスピーディ。
いくつか相談機関をご紹介しちゃいますね。労使紛争などにも使えます。
異動する
異動をして、人間関係をリセットするのもありです。
リセットというと、
- 放棄
- 逃げ
- 無責任
なんて、ネガティブイメージが先行しますが、リセットほど有効な手段はないと人事部長の立場でも言えます。
正直、人(相手)は、そうそう変わるものではありません。
いくら、諭して、説得して、言い聞かせても、ダメなものはダメです。
マネジメントの世界でよく言われるのが、
過去と他人は変わらない。
未来と自分は変われる。
この精神で、人間関係の悪い人といつまでも近い環境にいるのはお互いに不幸なこと。
とっとと、異動してしまいましょう。
でも、そこで腑に落ちないのが、なんでわたしが異動しなくちゃならないのさ!というジレンマ。
異動は何もあなたがしなくても良いのです。
相手を異動させるように仕向けるのです。
そんなことできるの?と思うかも知れませんが、結構できますよ。
もちろん、悪意をもって、なにか報復的にとなると話は違ってきますけどね。
退職する
最終手段ですが、退職もありだと思います。
今の時代、一つのところに永く勤める必要は全くありません。
2021年からは風の時代になります。
地の時代の価値観(物、金、地位等)であった、永年勤続なんて発想は、捨てちゃいましょう。
終身雇用が崩壊した現在では、今までみたいに一つの会社で勤めあげて、定年を迎えて、ハッピーリタイアなんてのは、もはや幻想です。
ましてや、雇用されるだけが生き方ではありません。
収入を得る手段だけで言えば、「雇用される」以外にも、3つもああります。
副業をする。
起業をする。
投資をする。
特に、日本の教育では、この「雇用される」以外、ほとんど教えないですからね。
我慢・我慢・我慢して、アホな上司に頭を下げて勤めあげることが美徳であるという価値観・・・そろそろ捨てましょう。
人間関係が悪化した会社なんて、こっちからオサラバさ!的な発想で全くOK。
人事部長の立場でも声高に言えます。
まとめ
今回は、「心理学的に職場での人間関係を改善する3つのコツ」と題して、人間関係の改善策についてお話ししました。
職場の人間関係の特徴として
- 職場人間関係の特殊性
- 人間関係悪化のきっかけ
- 人間関係で悩む人の特徴
職場の人間関係が悪化することによる影響
- 労働生産性が著しく低下
- 健康不調者が顕在化
- パワハラなどのトラブルに発展
心理学的に職場での人間関係を改善する5つのコツ
- 傾聴
- Iメッセージへの変換
- リフレーミング
- ミラーリング
- YES BUT
人間関係が悪化して、どうしても改善しないときに採るべき選択肢
- 上長に相談する
- 通報窓口に通報する
- 外部機関に相談する
- 異動する
- 退職する
おまけ(アドラー心理学)
アドラー心理学では、この人間関係の問題について、「結局のところ、われわれには対人関係以外の問題はないように見える」と、指摘しています。
そもそも、アドラーは、人生において3つの課題があるとしています。
- 仕事の課題 社会の一員として生きるための仕事を、いかに見つけるか
- 交友の課題 仲間のなかでいかに自分の居場所を見つけるか
- 愛の課題 男女のつきあいや結婚などの課題
この3つの課題からの指摘が、「結局のところ、われわれには対人関係以外の問題はないように見える」につながるわけです。
人は社会的生き物であり、他者との関係性なくしては生きていけない生き物です。
でも、その関係性が、私たちの人生を生きづらくしているという、ジレンマ。
人間関係がこじれると、ついつい他者を「敵」と見てしまうところも少なくないですよね。
でも、アドラー心理学では、他者は「仲間」であるとしています。
なので、他者とは協力し合わないとアカンというのです。
嫌いな人でも「仲間」か・・・なかなかそんな気にはなれません・・・。
いかがでしたでしょうか。
我々は、社会的動物として、他者との関係を完全に切り離して生きていくことはできませんん。
この悩ましい人間関係の問題に向き合っていかなければならないのです。
でも、最終的には、「職場の人間関係なんて悪くて当たり前。」
と思うことが、一番良いのかもしれません。
以上、最後までお読みくださりありがとうございました。