メンタル

あなたが変われるたった一つの方法

突然ですが、あなたは今の自分に満足していますか?

もしかしたら、「変わりたい」と思っていますか?

もし変われるとしたら「変わりたい」ですか?

でも、どうしたら変われるかわからない。

そんなお悩みをお持ちかもしれません。

私自身も常に変わりたいと思いつつ、挫折の繰り返しでした。

でも、今実践しているたった一つの方法で変われることができるのです。

この記事では、変わりたいけど、変われない、変わることなく失敗してきたというアナタに読んでいただきたいです。

この記事の結論

脳の構造やその特徴を理解し、スモールステップという手法を採用することにより、あなたは変わることができます。

とくに、変わりたいと思って、いろいろなことにチャレンジしてきたけれども、続かない、いわゆる3日坊主で成果が出ないなどの経験のお持ちの方には、おすすめです。

なぜ、続かないのか?

それには理由があったのです。

ぜひ、最後まで、お読みください。

脳は3層構造

いまだに謎が少なくない脳ですが、近年の科学研究により大分その中身については解明されてきています。

私たちの脳が、大きく3つの脳を同時に併せ持っているという事実をご存知しょうか。

1960年代に提唱された三位一体論という考え方で、脳は三層構造になっているというのです。

その3層は下記の通りです。

  • 爬虫類脳(生きるための脳)
  • 哺乳類脳(感じるための脳)
  • 人間脳(考えるための脳)

人は、この三層構造の脳を併せ持っているというものです。

爬虫類脳

もっとも古い太古の昔からあるとされている脳で、生命維持のための脳機能として簡単に”本能”という言い方ができると思います。

脳の最も深い部分、脳幹部にあります。

生きるために必要な、呼吸、心拍、食べ物や飲み物を摂取、睡眠、体温調節などをコントロールしており、自律神経にも大きなかかわりを持っている脳といえます。

また、危険から身を守るセイフティの部分にも大きな役割をもっています。

危険を察知する、それを回避する思考や行動を司る防衛本能があります。

まさに爬虫類そのものですよね。

私たちにも、危険を察知すると、モヤモヤ、ザワザワして、落ち着かなくなる時がありますよね。

例えば、パーソナルスペース(45cm以内)に、他人が入ってくると、不快感が生まれます。

これは、爬虫類脳による防衛本能が”発動”したと考えられています。

哺乳類脳

爬虫類脳の次に古いとされ、脳幹部を覆うようにある大脳辺縁系部分にあるのが、哺乳類脳です。

記憶や学習を司る海馬、情動学習の中枢となる偏桃体、行動の自発性や計画に関連している前頭連合野などから成りたっています。

この哺乳類脳は、人の感情や快不快などに強く結びついており、喜び、悲しみ、怒り、恐怖、嫌悪感なの、情動的感情をコントロールしています。

簡単に、”感情”という言葉がわかりやすいですよね。

爬虫類には感情がありません。

一方、犬や猫をはじめとする動物には感情があり、そして豊です。

嬉しさや喜びを表情や行動で表したりしますよね。

正しく、感情脳と言えると思います。

人間脳

最後は、我々の人間にしか備わっていないとされる人間脳です。

最も新しい脳として位置づけられており、脳の外側である大脳新皮質になります。

理性脳なんて呼ばれ方もしていますよね。

右脳、左脳から成り立っており、思考、学習、認知、空間、創造など、論理的に考えるための脳です。

3つの脳の特性

3つの脳には、それぞれ特性があります。

それは、

人間脳は、変化に柔軟に対応できますが、爬虫類脳と、哺乳類脳は変化に対応するのが苦手。

てか、変化に対して、とことん抵抗を示すのが、爬虫類脳と哺乳類脳です。

例えば、何か資格を取ろうと勉強を始めても、「どうせ長く続かない・・・」、「俺なんて、やっても無駄」、「勉強したって何にも役に立たない」・・・などなど。

仮に、ちゃんと勉強をして資格を取得できたとしても、そこで燃え尽きて、せっかくとった資格を活かせないまま塩漬け状態。

これも、爬虫類脳と哺乳類脳の仕業です。

この2つの脳は、変化をとことん嫌います。

どんなに抗おうとも、太古の昔からのインプットがさせているので、なんともできないのが厄介なところ。

この変化に抗うこがストレスとして感じるにです。

良い出来事でも脳にはストレス

ストレスと一口にいっても、世の中にはストレスのトリガーは実に様々です。

ストレスを、ストレスマウンテンの”ストレス蓄積度(ストレスマグニチュード)”という切り口で見てみましょう。

ストレスマウンテンとは、1960年代にアメリカの心理学者が開発した「社会的再適応評価尺度」を、その「現代日本版」として2012年に神戸市精神保健福祉センターが作成したものです。

50項目あるのですが、ストレスポイント(下表の【】内)並べてみると次の通り。

  1. 配偶者(妻・夫)や恋人の死【82.4】
  2. 親族の死【77.0】
  3. 親しい友人の死【76.1】
  4. 家族の病気やケガ【73.7】
  5. 離婚【72.3】
  6. 配偶者・恋人・子供の暴力【71.6】
  7. 自分自身の病気やケガ【71.4】
  8. 多忙による心身の過労【71.3】
  9. 失業やリストラ【70.8】
  10. 配偶者や恋人の浮気【69.4】
  11. 恋人との別れ【67.6】
  12. 会社の倒産【66.8】
  13. 配偶者との別居【66.3】
  14. 収入減少【65.3】
  15. 職場での人間関係トラブル【64.1】
  16. 夫婦、恋人とのけんか【64.0】
  17. 150万円以上の借金(住宅ローン除く)【63.3】
  18. ご近所トラブル【61.3】
  19. 親戚トラブル【60.4】
  20. 睡眠習慣の変化(不眠、過眠、不規則)【60.0】
  21. 仕事上のミス【59.2】
  22. 家族内の会話の減少【58.0】
  23. 転職【57.2】
  24. 150万円未満の借金(住宅ローンは除く)【56.3】
  25. 仕事量の変化【56.2】
  26. 配偶者が仕事を辞める、始める【55.8】
  27. 職場での責任の変化(移動、配置転換)【53.2】
  28. 就職、転職活動【53.2】
  29. 性的なトラブルや悩み【51.6】
  30. 交友関係の変化【50.5】
  31. 住宅ローンの返済【50.2】
  32. 転勤、単身赴任【50.2】
  33. 子どもの受験【49.0】
  34. 食習慣の変化【過食、少食、偏食、不規則】
  35. 妊娠(自身or配偶者)【47.1】
  36. 引っ越し【46.1】
  37. 子どもの転校、入学【46.1】
  38. 飲酒習慣の変化(量や頻度の変化)【46.0】
  39. 会社の合併、統合【44.5】
  40. 新しい家族が増える(誕生、養子縁組、同居等)【42.8】
  41. 結婚【42.5】
  42. 遊び、趣味、社会活動(ボランティアの変化)【41.8】
  43. 知名度、社会的地位のアップ【39.4】
  44. 性別による仕事の制限【39.0】
  45. 自分の昇進、昇格【37.9】
  46. 同僚の昇進、昇格【37.6】
  47. 職場の技術革新、デジタル化【36.9】
  48. クリスマス、正月【30.8】
  49. 長期休暇【29.8】
  50. 収入の増加【26.0】

これって、とても興味深いですよね。

一見するとポジティブな出来事である、結婚や、クリスマス、そして昇進・昇格、遊び・趣味なんかも、ストレスを感じるということなんです。

つまり脳は、

  • 良い出来事
  • 悪い出来事

という2つの局面でとらえているのではなく、”変化”という出来事をとらえていて、その変化に対してストレスを感んじているということなんです。

これ、なるほど~って思いませんか?

結婚なんて、式までの準備や、式当日など、うれしさやワクワク感もあるのですが、結構、その準備をする過程でストレスを感じたり、式当日なんかも、うれしいセレモニーの中、極度に緊張したりなんかもしますものね。

わたしも、どっちかというと結婚式にはあまり前向きではなかったので、ストレスを感じていた方かも。

また、遊びなんかも、ワクワク感と相まって、胸苦しさを感じることもあります。未知の体験や、未体験の環境に対して、無意識にストレスを感じているのです。

私も、実体験があります。

どこかに遊びに行く当日なんか、普通であるならば楽しいだけのはずなのに、何か胸苦しさを感じていて、今思えばストレスを感じていたんだなと。

ちなみに、ストレスマグニチュードのポイントが半年間で200を上回ると、うつ状態になる可能性がかなり高くなると言われています。

脳が変化するのを阻止しようとして”うつ”状態にさせるのでしょう。

みなさんも、ぜひ注意してくださいね。

もう一度申し上げますよ。

出来事の、良し悪しではなく、我々の脳は、”変化”に対してストレスを感じているということを。

スモールステップで変わる

そんな変化にストレスを感じる脳。

頑張り屋さんが何かを成し遂げようとして、頑張れば頑張るほど、脳は抵抗します。

ではどうしたらいい??

考えてみてください。

頑張り屋が頑張るときって、

グイグイ行きません? 

バリバリやりません?

一気に、成果を出そうとして頑張っちゃうんです。

そうなると?

 

爬虫類脳君と、哺乳類脳ちゃんが

「えっ? 何、何っ? なんか変化しようとしてる!?」って、驚いて抵抗するんです。

んじゃ、どうしたらいいのさっ?

それは簡単なこと。

爬虫類脳君と、哺乳類脳ちゃんが、気づかないように「こっそり」「しずか~に」変化をしていけばいいのです。

つまり、スモールステップです。

何となく聞いたことありますよね。

”スモール”

”ステップ”

「小さなことからコツコツと。」ということで、最初から大仰なことをするのではなく、最初からでっかい成果を求めるのではなく、ちっちゃな努力を、少しづつでいいので、毎日毎日コツコツやるんです。

この、ちっちゃな変化には、爬虫類脳君と、哺乳類脳ちゃんは気付かないことが多いんです。

気づかれないということは、変化を感じていない。

つまり、ストレスを感じていないに他ならないんです。

この理屈、すっきり腑に落ちませんか?

私は、この理屈に出会ったときに、思わず「なるほど~」って、ストンと腑に落ちた気がしました。

みんさんも経験ありませんか?

最近太ってきたな~って思っていた時に、TVなんかでダイエット番組を観て、そこで取り上げられていたエクササイズを、お~これはイイ!早速自分もやってダイエットだぁ!!と意気込んでみたものの、数日で・・・なんてことザラですよね。

これは、急激に変化しようとしたことにより、爬虫類脳君と、哺乳類脳ちゃんが抵抗し、ストレスを感じさせたことにより、続かなくなった典型的な事例です。

こんなこと、ほかにもいっぱいありますよね。

では、こんな時はどうしたらいいでしょうか?

簡単です。

スモールステップの要領で、コツコツモードで、こっそりスタートさせるんです。

例えば、TV番組で紹介されていたエクササイズの内容が、一日10分の運動を、1日3セットを行うというものだったら、10分のエクササイズの内、やりやすい動きのものを3分間分切り取り、まずは1セットから始めてみる。

それを、1か月程度続けてみて、うまくいったら、3分を5分に、1セットを2セットにするといった、スモールステップで少しづつレベルアップしていくのです。

直ぐに結果は出ませんが、続けることによって、必ず”変化”してきます

まとめ

言っていることは、ごくごく当たり前のこと。

誰でも知っているよ!と言われるぐらいのこと。

でも、その脳の働きと理屈を知っているのと知らないのでは、雲泥の差があります。

それは、知っていることにより、続けられる可能性が高まるからです。

続けられることは、つまり”変化”できることに他なりません。

惜しまれながら引退した元メジャーリーガーのイチロー選手の言葉にもあります。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」

まさしく、スモールステップを体現したイチロー選手ならではの名言ですよね。