メンタル

ストレスに強くなる超簡単な方法

この記事の結論

 

ストレスへの耐性は、ベネフィットファインディングの思考法で劇的にくなります!

あまり、聞きなれない言葉かもしれませんが、とにかく強力な方法ですよ。

皆さんも、この記事を読んで、ぜひストレスに強くなり、ストレスを味方につけてしまいましょう。

ストレスっていったい何だろう

ストレス、ストレスとよく口にはするけど、ストレスって何?という問いに、簡単に答えられる人は多くはないでしょう。

まずは、そんなストレスについて整理することから始めてみましょう。

ストレスって、姿・形が見えないですよね。

その見えないストレスは、様々な研究が行われて、次の3つの構成に分類されることがわかっているんです。

  1. ストレッサー:外部からココロに受ける、様々な刺激やチカラ
  2. ストレス:ストレッサーによって受ける影響の数々
  3. ストレス反応:ココロが元の状態に戻ろうとする働き

ストレッサーは同じであっても、その捉え方、感じ方は人それぞれであり、生活習慣や価値観、体質、心理状態で大きく影響します。

ストレッサーには種類は次の3種があります。

  1. 心理的ストレッサー
  2. 外傷性ストレッサー
  3. 生活環境ストレッサー

ストレス反応とは、体が危険を察したという信号を受け、自律神経のうち交感神経や副腎皮質ホルモンなどの動きが活発になり、戦闘モードに入った状態から次のような反応をみせることになります。

  • 心拍の増加し、胸がドキドキします。
  • 血管が収縮し血圧が上がります。
  • 呼吸がハァハァと荒く、そして早くなります。
  • 瞳孔がぐわっと開きます。
  • 消化器官の活動が鈍くなります。
  • 足元がガクガク震えます。
  • 鳥肌や毛が逆立つのを感じると思います。

怖い人に絡まれたときなんかを想像してみてください。

上記の反応が出てきますよね。

本能が、ヤバイ!、逃げろ!または、戦う準備をしろ!という指令を出しているというわけです。

ストレスの種類

ストレスには次の2種類があります。

  • 心理的ストレス
  • 身体的ストレス

心理的ストレスは、ココロへの刺激がもたらすストレスで、姿・形が見えないストレスという意味では、このイメージが近いと思います。

何かあったらどうしよう、これが起きないか心配だ、とにかく不安でしょうがない等、社会生活を営んでいる中では、常に心理的ストレスの影響を受けていると言えます。

身体的ストレスは、カラダへの刺激がもたらすストレスで、外部からの痛みや、圧力、気温や湿度に代表される寒い、熱いなどの環境、高所や閉所などの環境に伴うストレスも、この身体的ストレスに分類されます。

 

心理的ストレスのメカニズムとしては、ストレスを受けた後、

  1. 視床下部が脳幹の縫腺核へ働きかけます。
  2. 縫腺核にある「セロトニン神経」の働きが抑制されて、幸せホルモンである「セロトニン」の分泌量がガクンと減ります。
  3. 「セロトニン」が減ることにより、強い心理的ストレスを感んじることになります。

心理的ストレスのメカニズムとしては、ストレスを受けた後、

  1. 視床下部が、脳下垂体を刺激するホルモンを分泌します。
  2. 脳下垂体が副腎皮質刺激ホルモンを分泌します。
  3. 副腎皮質が、ストレスホルモンである「コルチゾール」を分泌し、高血圧などの病気につながることになります。

まとめると、心理的ストレスは「セロトニン」の減少によって引き起こされ、身体的ストレスは「コルチゾール」の増加によって引き起こされるということになります。

ストレスの影響

ストレスって聞くと、とにかくネガティブな印象ありますよね。

ポジティブなストレスもあるのですが、一般的には常に悪者。

なんでもかんでも、ストレスのせいにしちゃいます。

体調悪いと、「ストレスだね」

病院の診断でも、「原因はストレスかもね」

仕事で落ち込んでいると「仕事のストレスだよ」

とにかく、何でもかんでもストレスのせいにすれば、なんとなく言っている方も、聞いている方も、納得しちゃう魔法の言葉。

ストレスが多くなると、嫌な影響が出るのも確か。

例えば、

  • やる気がなくなる
  • 落ち込む
  • 免疫が落ちて病気になる
  • うつ、抑うつ状態になる
  • 食欲が落ちる
  • イライラする
  • 思考力が落ちる  etc

とまぁ、いや~な症状ばかりですね。

でも、でも、この悪者ストレスですが、ほんのちょっとした考え方をとることによって、ストレスに強くなったり、ストレスを味方につけて、成長したり、飛躍出来たりすることができるんです。

その方法とは、ベネフィットファインディングです。

 

ストレスに強くなる方法

 

ベネフィットファインディングとは

ベネフィットファインディングとはなんでしょうか。

皆さんも経験があると思うのですが、

何か”嫌なこと”が起きた時、それを乗り越えるには、何か”良いこと”が必要だということを。

ポジティブ心理学で有名な、心理学者のフレデリクソン博士とロサダ氏が2005年に発表した論文の中で「人間が幸福を感じる転換点は、ポジティブな感情とネガティブな感情の比が2.9013のバランスにある」と結論付けた、いわゆる「ロサダの法則(3対1の法則)」で示された考え方で、当時は、「1つ叱るときは、3つ褒める」なんて教育黄金比が注目を集めていました。

科学的に、ストレスを乗り越える術が示されたということになります。

何か嫌なことが起きたら、良いことを3つ探せばいいんだ!

なんて簡単なんでしょう。

内容はいたってシンプルですが、そう良いことなんて見つかりはしないですよね。

ましてや、他の人から常に都合よく与えてもらうことなんてできませんよね。

そこで、必要になるのが、ベネフィットファインディングなんです。

ベネフィットとは英語で「benefit」と表記され、意味は「利益」や「ためになること」と訳されます。

専門用語では、「恩恵発見」なんて呼ばれ方もしていますが、個人的にはなんか

変な日本語なので、あまり使っていません。

ファインディングとは英語で「finding」と表記され、意味は「見るける」や「探し出す」と訳されます。

まとめると、「利益やためになることを見つける」というような意味合いでとらえることができます。

 

つまり、ストレスという一件ネガティブな中にも、何らかの「利益」や「ためになること」を見つけ出し、ストレスをポジティブに捉えて、良い意味でストレスに向き合いましょうということ。

では、ストレスをポジティブに捉えるとはどういうことか。

ベネフィットファインディングの優れたところは、自分のマインド、つまり心の持ちようで、ストレスが、あら不思議、妙薬になってしまうということ。

ベネフィットファインディングの考え方

ベネフィットファインディングの思考法は、多くのアスリートや著名人が実践していることで有名です。

ここからは、小難しい話よりも、こんなアスリートや著名人が、こんな思考をしているという、ベネフィットファインディングの事例をご紹介しますね。

思考は、言葉として残されていますので、その名言を見てみましょう。

野球のイチローやサッカーの本田圭佑などは、有名な名言を残していますのでご存知の方も少なくないと思いますので、ちょっと変わった方をご紹介します。

① トーマス・エジソン(発明家)
 失敗?これはうまくいかないということを確認できたという成功だ!
 
皆さんご存知世界的発明家のエジソンですが、彼が世に生み出した発明の数々は誰しも知るところですが、その発明の裏では、何十倍、何百倍の失敗が繰り返されていたと言います。そこから、生まれた名言で、ネガティブと捉えられる失敗を、成功と言うポジティブな思考に切り替えてた、ベネフィットファインディングです。この言葉、私も好きで、部下のマネジメントでよく使います。
 
② アントニオ猪木(元プロレスラー・元参議院議員)
 死ぬエネルギーがあるのなら、まだ生きられる。
 

燃える闘魂アントニオ猪木の言葉です。過去に事業の失敗で多額の借金を背負い、糖尿病の発症、離婚など様々な苦難に遭いながらも常に闘魂魂で戦い続けてきた猪木氏。2020年は『100万人に数人』の難病である「心アミロイドーシス」という耳慣れない病気にかかりる中、インタビューで発した言葉です。

 
③ 宮里藍(ゴルフ)
 はたから見ればスランプという感じだと思うけど、人生と同じでいいことばかりではない。やっているのは自分自身。どう捉えるかは自分自身でいかようにでもなると言えるのかな。
 
予想外の不振に見舞われた2014年。賞金ランキングは過去最低の86位と低迷。
周囲からのスランプと言う声に対して発した言葉です。スポーツ選手なので成績は常に付きまとうが、その結果とは別に、困難にどう対処したかを客観的に評価することを信条としている宮里選手の言葉です。まさしくベネフィットファインディングですよね。
 
他にも、ベネフィットファインディング的な名言格言は数多あります。
気になる方は、探してみてください。
 

日常のおススメなベネフィットファインディング的思考

 
ここからは、われわれ一般のビジネスパーソンが日々の生活の中で使えるベネフィットファインディング的思考法について触れてみます。
 
 朝起きてまだ眠い・・・ 睡眠時間は長くとれないけど、睡眠の質を改善して、快適な睡眠をこころがけよう
 駅まで歩くのかったるい・・・ ウォーキングエクササイズで、気持ちよく体を目覚めさせることができるぞ
 電車混んでてつらい・・・ 瞑想の時間にしてみよう 
 電車が遅延して、会社に遅刻しちゃう・・ 好きな音楽をいつもより長く楽しめるぞ
 上司からいつも注意ばかりだ・・・ 仕事で成長できるチャンスだ
 部下が勝手なことばかり言ってくる・・・ 自分のことを信頼してくれているから言ってくるんだな
 ランチがめちゃ込みだ・・・ 混んでるけど、きっとおいしいからだ
 今日も残業か・・・ 期待されて仕事を任せてもらえているのだからいいチャンスだ
 晩飯遅くなったな・・・ タイムセールの総菜がゲットできるかも
 今日も疲れて寝るだけか・・・

今日も充実して仕事ができたから疲れたんだな、よし明日も頑張るぞ。

まとめ

ベネフィットファインディングは、お金も時間もかからず、簡単に効果が期待できる方法です。

私も最初は半信半疑でしたが、いざやってみるとその効果は抜群です。

小さなことから始めるのがコツで、普段、イライラしちゃうことや、不安・心配になってしまうような時に、「でも~だな」と視点で、ポジティブな言葉や思考を足してみてください。

日々意識しているといつの間にか知らず知らずのうちにできるようになってきます。

ぜひ、お試しください。

そして、マネジメント層のビジネスパーソンは、部下や後輩の指導でも、使える考え方なので、取り入れてみると良いかもしれませんよ。