マネジメント

味方を作って意見を通す

この記事でわかること

物事を進めるとき、判断するとき、決するとき、第三者の支持を得なければならないシーンは少なくありません。

でも、なんの策もないままでは、支持をえられず頓挫することも。

 

第三者の支持を得ること、つまり見方をつくることで、意見を通しやすくして、やりたいことを実現化しちゃう。

 

今回は、政治経済の世界で多く使われている手法をご紹介。

 

特に難しいことではないので、身近なコミュニティ、会社や学校なんかでの応用も容易です。

是非最後までお読みください。

バンドワゴン効果で意見をコントロール

 

心理学にバンドワゴン効果というものがあります。

これは、ある選択が自身の考えではなく、多くの人が信用している・受け入れている、とても流行しているなど、多くの人々のマインドが向いている方向性への支持が無意識に強まる現象のことを言います。

バンドワゴンとは、リオのカーニバルの先頭を行く、楽隊車のこと。

人々はこの楽隊車を見ると、心ときめかせ、一気に気持ちが高揚するのだと言います。

そして、この「楽隊車に乗る」ことを、時流に乗る、トレンドを掴む、多勢に仲間入りするというような意味に捉えることからバンドワゴン効果と言うのです。

このバンドワゴン効果は、様々なシーンで活用できますが、普段の会社などのビジネスシーンでの応用を見てみましょう。

ポイントは、多くの人のマインドを掴むこと。

やり方は2つ。

 

事前に根回しをしてマインドを掴む方法

 

と、

 

その場でアピールすることによってマインドを掴む方法

 

があります。

 

私は、間違いなく前者です。

根回しに根回しを重ねて、入念に望みます。

特に、経営会議なんかで議案を通すときなどは、確実におこないます。

根回しの時点で賛同者が現れなければ、そもそも上程しないですからね。

負け戦はしない主義ですので。

 

しかし、インパクトが強いのは後者の方。

後者を「バンドワゴン・アピール」といいます

演説で聴衆を魅了する指導者的なイメージを思い浮かべてみてください。

前々米国大統領のオバマさんの演説。

「Yes we can. Yes we did. 」の言葉で聴衆の心をわしづかみにしましたよね。

時の指導者は、このバンドワゴン・アピールの達人揃いです。← 日本の現在の指導者は、ここウィークポイントで批判を受けていますが・・・

演説的な・・・これ、結構ハードル高いっすよね。(T_T)

でも、こういうのできると効果は爆上げで、気持ちいいんでしょうね。

 

ちなみにバンドワゴン効果の強さは、心理学者のアッシュの研究、いわゆる「アッシュの同調実験」で研究結果が有名です。

このアッシュの同調実験は次の様なもの。

被験者は、ほかの参加者たちとともに席に座り、ある問題に挑戦します。

それは、提示された線と同じ長さの線を選ぶと言う、ごくごく簡単なこと。

でも、被験者以外の全員が仕掛け人というドッキリ的な実験です。

この仕掛け人は、全員が同じ選択肢を選ぶことになっており、明らか正解ではない選択肢を選びます。

自分以外の全員(仕掛け人)が明らかに正解ではない選択肢を選んだ時、被験者は、仕掛け人に同調し明らかに正解ではない選択肢を選ぶのか?といった実験です。

はたして結果は!?

仕掛け人に同調し明らかに正解ではない選択肢を選ぶという確率が高まったんですって。

いやいや、バンドワゴン効果の効果、恐るべしですよね。

 

ちなみに、研究結果によると賛同者の数は3人以上がベスト。

2人よりも3人の場合で、全然違います。

4人以上では、横這いになりますので、自身以外で、3人の賛同者ゲットを心がけましょう。

ただし、その賛同者は、沈黙している、いわゆる「沈黙の賛同者」では意味がないので、積極的に一票を投じることのできる、物言う賛同者でなければなりませんからね。

ここ、注意が必要ですよ。

仮想敵を作るとグッと距離が近くなる

そして、仲間にしたい相手との団結力を高めて距離を一気にグッと近づけるテクニックがありますので、併せてご紹介しちゃいます。

それは、仮想の敵を作ること

仮想の敵を作ると、その仲間の団結力がグンと上がるのです。

 

これ、めちゃくちゃぶっ刺さります!

 

チーム対抗の競技などで、みんなが一致団結したという経験をした人も少なくないですよね。

いじめの集団心理も実はこれなんです。

 

会社の中でも、こんなシーンはないでしょうか。

 

例えば、同僚A、同僚B、同僚Cがいます。

 

AはBとそれほど仲が良いわけではありませんが、AはBに対して、嫌いなCについてある時こんな話をしました。

 

A:「俺さぁ、Cとトラブっててさ。最近仕事一緒にしてないんだよね。でも、そのトラブルのきっかけは、Cの態度があきらかに悪いんだよ。」

すると

B:「Cさんが・・・そうか。やっぱりそうなんだ。実はさ、俺もCの普段からの態度に問題ありと思っていたんだよね。」

A:「Bもそうなんだ。やっぱりCはそういう態度を他でもとっていたんだな。許せないな。」

B:「だよな」

 

とAとBが、Cに対するネガティブイメージを共有出来た事で、二人にとっての仮想敵(C)が誕生したことにより、ABの心理的距離がぐっと近づいたわけです。

ABともに、Cに対して、良い心証をもっていなかったこと。

それが、ふとしたきっかけで共有できたこと。

お互いが偶然にも同様の経験をしていたこと。

などなど。

 

状況が重なり、ABの共闘軍が誕生したわけです。

 

こうなると、ABの心理的距離以外にも、行動パターンも類似してくるシンクロ状態になります。

 

仲間ができると、人のパワーは何倍にも増幅します

 

AB間の視点では、太い絆めいたものが出来上がりましたが、Cにとっては厄介な共闘軍です。

自身の組織のチーム力を演出するために行う場合に有効な手段かもしれませんが、これを、取りまとめる上長は、大変ですが。

まとめ

今回は、意見を通すときには、バンドワゴン効果を活用するというお話をしました。

その時のポイントは次の通り。

 

 

① 賛同者は2人よりも3人がベスト。自分以外で最低3人の賛同者をゲットしましょう。

② 賛同者をゲットするには、仮想敵を作ることによる団結力UPを利用しましょう。

 

実に簡単ですが、効果は抜群です。

仮想敵を作るときは、組織内等に禍根が残らないようにやってくださいね。

よかったら、ぜひお試しください。