日常、相手との交渉事は後を絶ちません。
その際に、いかに自分に有利に進められるかは、大事な要素。
こんな時、心強い心理メソッドがあるとしたら?
今回は、そんな心理メソッドについて、サクッとまとめてみました。
返報性
人は何かの恩恵を受けると、それに対してお礼をしたくなる。
これが返報性。
日常に溢れています。
例えば、
スーパーの試食販売。
試食させてもらったんだから、買わないといけないかな。
イベントの無料体験
タダで体験させてもらったんだから、次は料金を払って利用しないとな。
などなど。
何度も、断り続けていると「申し訳ないな」という気持ちになりOKを出してしまうのも、返報性の原理からです。
社会的証明
他人の基準で、物事が正しいかどうかを判断してしまうのが、社会的証明です。
行列の出来ている飲食店に興味を惹かれ、「あそこのお店は美味しいから評判なんだ」として並んだ経験はないでしょうか。
最近で言うと、「鬼滅の刃」が爆発的に流行し、コミックを読んだこともない人が読み始めたり、アニメを観たことがない人が見始めたりと、社会的証明の顕著な例がありました。
コミットメントと一貫性
「コミットメント」とは「約束」という意味合いで使われる言葉。
「一貫性」と相まって、人は自分で決めたことや約束したことは、後から変更することが非常に難しくなります。
この心理が、コミットメントと一貫性です。
「後には引けない」なんて経験は誰しもありますよね。
ですので、一度約束させてしまうと、相手の行動や思考をコントロールしやすくなります。
好意
「好意を抱いている人からの頼み事を受け入れやすい」という心理。
これはわかりやすいですよね。
誰しも、好きな人から頼まれたら断りにくいもの。
優れたセールスマンはこの心理をうまく使うと言われています。
「商品を売らずに、自分を売れ」とは、この心理を実現するための言葉ですね。
希少性
「手に入りにくくなればなるほど、正常な思考が働かず、手に取ってしまう」という心理。
今だけ●●%オフ
限定●●名様限り
残り●●点のみ
などなど。
こんなセールストークを聞くと、そそられますよね。
こーゆーの、だいたい嘘ですからね。
本当に必要かどうかを見極めることが必要です。
権威
誰でも権威には弱いもの。権威を持った人の意見には流されやすいもの。
ビジネスパーソンの視点で見ると特にわかりやすいですよね。
役職者(社長、専務、部長等)の発言には、「御意!」と言って、速攻で従いますよね。
例え、相手の役職者が間違っていようが・・・。
というよりも、相手の言っていることは正しいと納得してしまったり、錯覚してしまったりするのです。
これは、心理学の「権威」が発動しているからに他なりません。
セールスの世界では、当たり前のように、この権威テクニックは使われています。
チラシ、パンフレット、CM、広告などを見渡すと、そこには大抵
「〇〇教授の監修」
「有名俳優の●●さんも愛用」
こんなキャッチを目にすると、「おっ!」なんかいい商品、いいサービスなんて思っちゃいますよね。
これが権威です。
まとめ
今回は、相手にイエスと言わせる心理メソッド6選をご紹介致しました。
返報性
社会的証明
コミットメントと一貫性
好意
希少性
権威
おそらく、ほぼ100%の人々が、このメソッドを受けて行動しているはずです。
それだけ、日常的に使われているメソッドであり、その効果は抜群です。
ぜひ、仕掛ける側に立ち、その効果を実感していただけると幸いです。
それでは、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。