眠と聞くと、催眠術と思い浮かべるかもしれません。
テレビ番組などで、催眠術師などがタレントに対して、催眠術をかけているシーンを思い浮かべるかもしれません。
なんか、怪しいなと思う人もいるかもしれません。
でも、催眠は手品や超常現象の類ではなく、ちゃんと科学的に裏付けされた方法で、医療現場でも用いられているんです。
今回は、自分で自分にかける自己催眠についてまとめてみます。
自己催眠の状態とは
自己催眠状態は、言ってみると心身ともにリラックスしている状態と言えます。
それも究極的に。
意識してのリラックスではなく、無意識レベルでリラックスしている状態です。
自己催眠状態になると
自己催眠になると、心の平穏が約束され、集中力が格段に向上し、潜在意識が活性化します。
結果、ひらめきや、今までにない斬新なアイデアが浮かんだりと、今までにない自分と出会えることでしょう。
仕事面などでのパフォーマンス向上も期待出来ます。
自己催眠状態になるにための方法〔自律訓練法〕
今回は、自己催眠の基本と言われている自律訓練法を紹介したいと思います。
誰でもすぐにできますので、今日からでもやってみましょう。
ポイントは、常にリラックスしている状態です。
四肢の重感暗示
「右腕(又は左腕)が重い」と、30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけた 右腕の重さをじっくりと感じます。
この時、重く感じていなくてもOKです。
速やかに、右腕⇒左腕⇒右足⇒左足と意識をスライドさせて、暗示を繰り返します。
進めていく内に、重さを感じるようになってきます。
重さを感じるようになってきたら、次のステップに進みます。
四肢の温感暗示
次は、「温かい」と、30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけた 右腕の温かさをじっくりと感じます。
以降は、重感暗示と一緒です。
心臓の調整暗示
次は、「心臓が脈を打っている」と、鼓動を感じながら30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけます。鼓動が穏やかな状態を感じることができればOKです。
以降は、重感暗示と一緒です。
呼吸の調整暗示
次は、「静かに、ゆったりと呼吸をしている」と、呼吸を感じながら30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけます。呼吸が穏やかな状態を感じることができればOKです。
以降は、重感暗示と一緒です。
腹部の温感暗示
次は、「お腹が温かい」と、30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけます。お腹の温かさを感じることができればOKです。
以降は、重感暗示と一緒です。
頭部の冷感暗示
次は、「額が涼しい」と、30秒ほど頭の中でゆっくりと念じます。もちろん声に出してもよいですよ。
30秒経ったら、「気持ちが落ち着いている…」と念じながら(又は言いながら)暗示をかけます。額の涼しさを感じることができればOKです。
以降は、重感暗示と一緒です。
ここまで来たら、人が最も健康な状態とされる、いわゆる“頭寒足熱”となり、心が完全に安定した状態になり、頭の中もスッキリしているはずです。。
6つの工程を、時間にして10分程度でこなすイメージです。
寝る前に行うと、スムーズに入眠できますね。
朝起きた時も行うと更に効果的です。
まとめ
自己催眠は奥が深く、そして様々な方法もあります。
今回は初歩的な、自律訓練法についてまとめてみました。
四肢の重感暗示
四肢の温感暗示
心臓の調整暗示
呼吸の調整暗示
腹部の温感暗示
頭部の冷感暗示
自己催眠の奥深さに魅了されており、自ら変わることのできるメソッドとしても注目して、様々な勉強を始めています。
関連する記事を今後とも掲載してまいりたいと思います。
それでは、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。